路線ファイル


目次


, (カンマ)

ステートメント (構文) を区切ります。改行と同じ役割をします。


変数

文字列を格納します

$Sub(Index) = Value

Index: (0 ~ 255)

格納された文字列と置き換えます

$Sub(Index)

ASCII コードの文字列に置き換えます

$Chr(Index)

乱数を発生します

$Rnd(Index1; Index2)

Index1 以上 Index2 以下の整数の乱数


距離

ステートメントが数字から始まる場合、距離を設定します。


Train

この路線を運転する車両を指定する

Train.Folder(foldername)

foldername: 車両フォルダ名

走行音と線路ストラクチャを対応させる

Train.Run(IdxStType).Set(Value)

Value: 走行音インデックス (Sound.cfg の [Run] セクションのキーに対応)
IdxStType: 線路のストラクチャ インデックス (0 ~ 255)

フランジ音と線路ストラクチャを対応させる

Train.Flange(IdxStType).Set(Value)

Value: フランジ音インデックス (Sound.cfg の [Flange] セクションのキーに対応)
IdxStType: 線路のストラクチャ インデックス (0 ~ 255)

時刻表画像を読み込む

Train.Timetable(timetableIndex).Day.Load(Filename)
Train.Timetable(timetableIndex).Night.Load(Filename)

Filename: 時刻表のビットマップ ファイル


Route

ゲーム開始時のブレーキ弁と保安装置の状態を設定する

Route.Change(value)

value: {-1: 常用ブレーキ | 0: 非常ブレーキ | 1: 非常ブレーキ}

保安装置の状態は、プラグインによって決まります。

軌間を設定する

Route.Gauge(value)

value: 軌間 [mm]

先行列車との運転間隔を設定する

Route.RunInterval(interval)

interval: 運転間隔 [s]

Track.PreTrain との併用はできません。

信号インデックスの制限速度を設定する

Route.Signal(signalIndex).Set(speedLimit)

speedLimit: 制限速度 [km/h]

ディレクショナル照明の初期方向を設定する

Route.LightDirection(rx; ry)

z = 0 における角度です。車両の旋回によって ry は変化します。
z 軸方向が (0, 0) です。

ディレクショナル照明の色を設定する

Route.DirectionalLight(r; g; b)

環境光の色を設定する

Route.AmbientLight(r; g; b)


Structure

ストラクチャをロードします

Structure.StType.Load(FileName)

FileName: ストラクチャ ファイルの名前

StType は以下のいずれかです。

Rail(IdxStType) 線路
IdxStType: ストラクチャ インデックス (0 ~ 255)
Beacon(structureIndex) 地上子
structureIndex: ストラクチャ インデックス (0 ~ 255)
Pole(Track; IdxStType) 架線柱
Track: 対応する線路の数 - 1 (0~3)
IdxStType: ストラクチャ インデックス (0 ~ 255)
Ground(IdxStType) 地面
IdxStType: ストラクチャ インデックス (0 ~ 255)
WallL(IdxStType) 沿線ストラクチャ (左)
IdxStType: ストラクチャ インデックス (0 ~ 255)
WallR(IdxStType) 沿線ストラクチャ (右)
IdxStType: ストラクチャ インデックス (0 ~ 255)
DikeL(IdxStType) 沿線ストラクチャ (左)
IdxStType: ストラクチャ インデックス (0 ~ 255)
DikeR(IdxStType) 沿線ストラクチャ (右)
IdxStType: ストラクチャ インデックス (0 ~ 255)
FormL(IdxStType) ホーム (左)
IdxStType: ストラクチャ インデックス (0 ~ 255)
FormR(IdxStType) ホーム (右)
IdxStType: ストラクチャ インデックス (0 ~ 255)
FormCL(IdxStType) ホーム中央部 (左)
IdxStType: ストラクチャ インデックス (0 ~ 255)
FormCR(IdxStType) ホーム中央部 (右)
IdxStType: ストラクチャ インデックス (0 ~ 255)
RoofL(IdxStType) ホームの屋根 (左)
IdxStType: ストラクチャ インデックス (
0 ~ 255)
RoofR(IdxStType) ホームの屋根 (右)
IdxStType: ストラクチャ インデックス (
0 ~ 255)
RoofCL(IdxStType) ホームの屋根中央部 (左)
IdxStType: ストラクチャ インデックス (
0 ~ 255)
RoofCR(IdxStType) ホームの屋根中央部 (右)
IdxStType: ストラクチャ インデックス (
0 ~ 255)
CrackL(IdxStType) 複線のすき間 (左)
IdxStType: ストラクチャ インデックス (0 ~ 255)
CrackR(IdxStType) 複線のすき間 (右)
IdxStType: ストラクチャ インデックス (0 ~ 255)
FreeObj(IdxStType) フリー ストラクチャ
IdxStType: ストラクチャ インデックス (0 ~ 65535)


Signal

信号オブジェクトを定義する

Signal(index).Load(baseFile; glowFile)

index: オブジェクト インデックス (0 ~ 255)

baseFile: 信号機の拡張子なし x ファイル名
glowFile: 光彩の拡張子なし x ファイル名

 

Texture

背景画像を読み込む

Texture.Background(IdxTxType).Load(FileName)

IdxTxType: テクスチャインデックス (0 ~ 255)

FileName: ビットマップ ファイル名

背景画像の繰り返し数を設定する

Texture.Background(IdxTxType).x(repeatCount)

repeatCount: 繰り返し数 (1 ~ 6)

360 度のバック スクリーンに貼り付けられるイメージの枚数です。デフォルトは 6 です。


Cycle

地面ストラクチャの繰り返しパターンを定義する。

Cycle.Ground(IdxCyType).Params(i1; i2; i3; …; in)

IdxCyType: サイクルインデックス(0 ~ 255)

ix: ストラクチャ インデックス


Track

"*" マークのあるものは、25 m 単位の設定になります。

他線の位置と線路タイプを設定します
*

Track.Rail(Index; X; Y; IdxStType)

Index: 線路番号 (1 ~ 15)
X: 自線からのX方向の距離 (省略: 変更しない)
Y: 自線からのY方向の高さ (省略: 変更しない)
IdxStType:ストラクチャ インデックス (省略: 変更しない)

他線を終了します
*

Track.RailEnd(Index; X; Y)

Index: 線路番号 (1 ~ 15)
X: 自線からのX方向の距離 (省略: 変更しない)
Y: 自線からのY方向の高さ (省略: 変更しない)

自線の線路タイプを変更します
*

Track.RailType(Index; IdxStType)

Index = 0
IdxStType:ストラクチャ インデックス

軌道狂いの大きさを設定します
*

Track.Accuracy(Rank)

Rank: 精度 (0: 高 ~ 4: 低)

自線の勾配を変更します
*

Track.Pitch(Rate)

Rate: 勾配 [%o] ((+): 上り, (-): 下り)

自線の曲線を設定します
*

Track.Curve(Radius; Cant)

Radius: 半径 [m] ((+): 右カーブ, (-): 左カーブ, 0: 直線)
Cant: カント [mm] (省略: 0)

自線を旋回させます
*

Track.Turn(Slope)

Slope: 傾き((+): 右, (-): 左)

25 m で 1.9 m 開く場合は、1.9 / 25 = 0.076 となります。

レールの粘着性を設定します
*

Track.Adhesion(Rate)

Rate: 車両の設計値に対する比 [%] (参考: 乾燥 = 135, 湿潤 = 93, 霜 = 85, 雪 = 50)

運転台の明るさを設定する (昼間画像と夜間画像のフェード値)

Track.Brightness(value)

value: 0 ~ 255 で表される明るさ

前後の設定点と線形補完されます。(Track.Height と同様)

霧をかけます *

Track.Fog(Start; End; Red; Green; Blue)

Start: 視界が 100% となる視点からの距離 [m]
End: 視界が 0% となる視点からの距離 [m]
Red: 霧の色 (赤成分) (0 ~ 255)
Green: 霧の色 (緑成分) (0 ~ 255)
Blue: 霧の色 (青成分) (0 ~ 255)

セクションをつくる

Track.Section(s0; s1; ... ; sn)

s0: 先行列車がこのセクションに存在するとき出す信号インデックス
s1: 先行列車がここより 1 セクション先に存在するとき出す信号インデックス
sn: 先行列車がここより n セクション先に存在するとき出す信号インデックス

引数の数に制限はありません。

信号機を設置する

Track.SigF(objectIndex; section; x; y)

objectIndex: 信号機オブジェクトインデックス
section: 対となるセクション
x; 設置位置
y; 設置位置

地上子を設置する

Track.Beacon(typeBeacon; structureIndex; section; n)

typeBeacon: 地上子種別
structureIndex: ストラクチャ インデックス
section: 対となるセクション (-1: 常に先行列車のいるセクション)
n: ATS プラグインに送る任意の整数

地上子の置き方
S 型地上子は、信号機の外方 (手前) 600m 前後に設置します。速度制限や勾配、車両性能によって多少異なります。
SN 型地上子は、絶対信号機 (出発信号機と場内信号機) の外方 20m に設置します。
誤出発地上子は、停止位置が出発信号機から遠い場合に設置します。
ATS-P の即時停止地上子は、出発信号機では 25m、場内信号機・閉そく信号機では 30m 手前です。
パターン発生・更新地上子は、絶対信号機では 50m, 85m, 180m, 280m, 600m、閉そく信号機では 85m, 180m, 600m です。
ATS-PN の場合は、絶対信号機では 85m, 180m, 600m、閉そく信号機では 180m, 600m です。
 

速度制限を設定します *

Track.Limit(Speed; Direction; Cource)

Speed: 速度制限 [km/h] (0: 制限解除)
Direction: 速度制限標の設置方向 {-1: 左側 | 0: なし | 1: 右側}
Cource: 分岐器における進路の表示 {-1: 左 | 0: 無し | 1: 右}

停止位置を設定する

Track.Stop(markerDir; marginBk; marginFw)

markerDir: 停止目標の設置位置 {-1: 線路の左側 | 0: 表示しない | 1: 線路の右側}
marginBk: 停止位置手前の許容範囲 [m]
marginFw: 停止位置前方の許容範囲 [m]

駅のホーム始端を設定する *

Track.Sta(Name; Time1; Time2; blank; Door; Stop; blank; Sound1; Halt; Jam; Sound2; timetableIndex)

Name: 駅名
Time1: 着時刻 (HH.mmss, P: 通過)
Time2: 発時刻 (HH.mmss, T: 終着)
blank: BVE ver. 4 では使用しない。
Door: ドア {-1: 左開扉 | 1: 右開扉}
Stop: 進路の構成 {1: 出発停止 | 0: 出発進行}
blank: BVE ver. 4 では使用しない。
Sound1: 到着放送ファイル名
Halt: 最短停車時間 [s] (10 ~)
Jam: 乗車率 [%] (0 ~ 250)
Sound2: 発車ベルファイル名 (終着駅は省略)
timetableIndex: Train.Timetable の時刻表インデックス

プラットホームを設置します *

Track.Form(Index1; Index2; RoofIdxStType; PfIdxStType)

Index1: 線路番号 (0 ~ 15)
Index2: 島式ホームの反対側の線路番号 (1 ~ 15)、対向式ホームの向き {L: 左側 | R: 右側}
RoofIdxStType: 屋根のストラクチャ インデックス (0: なし)
PfIdxStType: プラットホームのストラクチャ インデックス

架線柱を設置・変更します
*

Track.Pole(Index; Type; Locate; Distance; IdxStType)

Index: 線路番号 (0 ~ 15)
Type: 型 {0: 単線 | 1: 複線 | 2: 3線 | 3: 複々線} (省略: 変更しない)
Locate: 単線用の向き {-1: 左柱 | 1: 右柱}、または複線以上の走行位置 (0: 最も左, 省略: 変更しない)
Distance: 設置間隔 [m] {25 | 50} (省略: 変更しない)
IdxStType:ストラクチャ インデックス (省略: 変更しない)

架線柱の設置を終了します
*

Track.PoleEnd(Index)

Index: 線路番号 (0 ~ 15)

架線柱終了位置の 1 つ手前まで架線柱は存在します。

沿線ストラクチャを設置・変更します *

Track.Wall(Index; Direction; IdxStType)

Index: 線路番号 (0 ~ 15)
Direction: 向き {-1: 左 | 0: 両方 | 1: 右}
IdxStType:ストラクチャ インデックス


沿線ストラクチャを終了します *

Track.WallEnd(Index)

Index: 線路番号 (0 ~ 15)

沿線ストラクチャを設置・変更します
*

Track.Dike(Index; Direction; IdxStType)

Index: 線路番号 (0 ~ 15)
Direction: 向き {-1: 左 | 0: 両方 | 1: 右}
IdxStType:ストラクチャ インデックス

沿線ストラクチャを終了します *

Track.DikeEnd(Index)

Index: 線路番号 (0 ~ 15)

線路と地面の間の高さを設定します *

Track.Height(y)

y: 高さ [m] (レール表面基準)

前後の設定点と線形補完されます。

地面を変更します *

Track.Ground(IdxCyType)

IdxCyType: サイクルインデックス

複線の隙間を埋めます
*

Track.Crack(Index1; Index2; IdxStType)

Index1: 線路番号 (0 ~ 15)
Index2: 相手の線路番号 (1~15)
IdxStType:ストラクチャ インデックス

フリー ストラクチャを設置します

Track.FreeObj(Index; IdxStType; X; Y; Turn)

Index: 基準座標 {-1: 地面 | 0 ~ 15: 線路番号}
IdxStType:ストラクチャ インデックス
X: X 方向の位置 [m]
Y: Y 方向の位置 [m]
Turn: Y 軸まわりの角度 [deg]

背景画像を変更します
*

Track.Back(TextureType)

TextureType: テクスチャ インデックス

車内放送を流します *

Track.Announce(FileName)

FileName: サウンド ファイル名 (WAV 形式)

固定位置から繰り返し発音します

Track.Doppler(FileName; X; Y)

FileName: サウンド ファイル名 (WAV 形式)
X: 音源の X 方向の位置 [m]
Y: 音源の Y 方向の位置 [m]

前後の Track.Doppler と 100 m 以上離す必要があります。

先行列車の位置と時刻を設定します

Track.PreTrain(Time)

Time: 通過時刻 (HH.mmss)

前後の Track.PreTrain の間を一定速度で走行します。


With キーワード

同じオブジェクトに対する処理をまとめて書く場合にオブジェクトを省略できます。


注釈文

ステートメントが ";" から始まる場合、注釈文になり無視されます。

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